ver.9 2004/6/4

夏の様な暑さに加えて高い湿度、不快指数90%というびっくりする様な日も
ありました。だんだんと、入梅から本格的な夏への気配を感じております。

皆様、如何お過ごしでしょうか?

集中治療室(ICU)で、危機的なところまで追い詰められた感の日本経済も、
名医のお陰はなく自らの生命力で徐々に回復し、6人部屋で過ごせる感じです。

皆様の日常(周囲)でも、さらに(だんだん)と良い話が増えていかれることを
お祈りしております。

また、皆様の周りのワクワルするネタ、ドキドキするネタ、元気が出るネタなどが
ございましたら、是非お知らせ下さい。

以前のほっぺたで森ビルの森泰吉郎さんについて、書かせていただきました。
今日は三井物産代表取締役、国鉄総裁を務められた石田禮助さんについて
少し書かせていただきます。

ちょうど、優れた経営者、改革者、リーダーの考え方や行動モデルなどについて
思いをめぐらせておりました。
石田禮助さんは、目標とすべき凄いリーダー像とピッタリ一致する方でした。

国語力の低い私には、端的に纏めることが出来ませんが、キーワードを
ピックアップすると以下の感じです。
『自分が自分であり続ける、レディ・ファースト、公平、厳しい、自らにも
厳しい、仕事の早い、決断の早い、責任を取る、活力のある、勉強家で
常に本を読んでいる、リスクを取る、最も強い男、人に任せられる、
冷たい、ストレートにモノを言う、見切りの早い、合理主義者。』

宜しければ石田禮助さん関係の書籍をお読みいただければと思います。
一番のオススメは、私も友人から薦められた
『粗にして野だが卑ではない。石田禮助の生涯、城山三郎著、文芸春秋刊』
です。一発で大ファンになりました。

また、先日はこのほっぺたをキッカケに先輩のHさんからメルマガを始めたい
という相談を受けました。
お互いにエンパワーメント(応援)し合える、良い関係でいたいと考えて
おります。

『ほっぺたを楽しみにしています。』
『知り合いに転送したら結構反響があった。』
『家族との時間を大切に!』
『僕のコーナーを用意してください。』
など、Yさん、Mさん、Nさんお二人、Aさん、Tさん、Kさん、Sさんご声援
心より感謝しております。
とても嬉しいです。

お読みいただいている皆様、本当に有難うございます。

<はじめに>

構想22年(?)、小学生の頃の素直な感性を大切にして感じるがままに、
雑文を書いてみることにしました。

『ほっぺたセンサー』といいますか、動物的な本能に従った視点にどうぞお付き
合い下さい。

♪~ 皆様のご意見を心待ちにしております ♪~

平成15年1月25日
○○のほっぺた とりまとめ係 ○○△△

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☆~ ○○のほっぺた ☆~ ver.9 2004/6/4

前回のほっぺたで、米雇用統計の数字(4/2)が事前予想をはるかに
上回るサプライズ感のある回復(雇用増)であったことをお伝えしました。

また、この1つの数字だけではまだトレンド形成には至らないとの私見も
お伝えさせていただきました。

この2ヶ月でいきなり今後の展開を左右しかねない大きな動きが幾つか
ございました。

1)翌月(5/7発表)の米雇用統計も2ヶ月連続で、サプライズ感の
ある大幅な雇用増であった。
2)それを受けて、その他の経済指標を含めて米FRBで政策転換
(利上げ)がかなり真剣に検討され始めた。

3)鉱工業原材料、素材、生産財、食料などの分野で、中国経済の
過熱感が顔を覗かせてきた。
(使用が決まっていない鋼材を買占め倉庫に山積みにしていることが
まことしやかに話題になったり、計画経済の原則で考えると認められない
経済行為(中央政府の許可を得ないで1地方の行政(市)と銀行、
投資家が1,000億円を超える製鉄所建設をダマテンで行ったり)が
日本でも感じられる程、顕在化してきました。
4)中国政府が、銀行に対していきなり2週間程度の期間、新規貸出を
禁止したり、前述の様な行き過ぎた経済行為に対して、見せしめの様な
厳罰を行ったり、金融引締めを演出しました。

英国、豪州の金融引締め政策(金利上昇)は、はっきりとしたトレンドと
言えますが、その意味では米中の両大国の金融政策(金利、資金供給量)
の変化の可能性が感じられる2ヶ月間でした。

☆『ホッピングブレーキ』と『止まる瞬間にブレーキパットから足を離す』

ちょっと話が飛びますが、私は15年くらい前に自動車の免許を取りました。
その時の教官から快適なドライブに繋がる2つのブレーキングテクニック
(大げさですね・・・)を教えていただきました。

・ホッピングブレーキ
普通(低速、高速でない)に走っていてブレーキをかける時に、1度に
ブレーキパットを踏み込んで止まると、乗っている人がツンのめってし
まいます。3度くらいに分けて、柔らかくブレーキパットを踏みましょう!
そうすると、スムーズに止まれますよ。』と。

・止まる瞬間にブレーキパットから足を離す
『完全に止まる最後の最後まで、ブレーキパットを踏んでいるとやっぱりツン
のめってしまいます。運転者はハンドルを握っているので、まだ良いですが
同乗者のことを考えれば、止まる瞬間(0.1秒前?)にブレーキパットを緩める
とやっぱりツンのめらずに止まれますよ。』とも言われました。

金融政策についても、上記の2つのテクニックは有効な気がします。

残念ながら過去の日本では、高速道路を飛ばし過ぎてスピードを出し過ぎ
焦ってしまい、思い切りブレーキングをしてしまいました。
さらに、完全に停止しているにもかかわらずブレーキパットを踏み込み続け
とうとうブレーキペダルを折ってしまったのです。

米中両国は、日本の経験を「他山の石」として同じ過ちをしないこと
を期待します。

『市場との対話』を口にするグリーンスパン米FRB議長にしろ、お化け
の様に優秀でしたたかな中国首脳に対しては、そんな心配はいらないかも
知れませんけど。

日本のGW前後に盛り上がった2)4)の動きも、「すっかり牽制球が
効いた。」との判断のせいか、最近はかなりマイルドになりました。

最近では、中国の金融当局の高官が現タイミングでの利上げは実施
しないとまで、明言し始めましたから。

じんわりと、コントロールをしていくのでしょうね。

為替(ドル円)に関しては、中期的には過去最高(79.75円)をうかがう
円高の可能性が否定出来ません。継続的な貿易不均衡はやはり
無視出来ません。(そういう意味ではマグマは溜まり続けております。)

一方、短期的には『強いドルは国益にかなう(原油高も対応する為にも)』
というホワイトハウスの政策と米国の金利引き上げは、ドル高円安を
誘引することは事実です。

6/4発表の米雇用統計の数字がやはり注目です。
『2度あることは3度あるのか?』 vs 『3度目の正直なのか?』

残念ながらほっぺたは今回感じません。

無理くり予想するとしたら、今回の雇用回復は、『従来の住宅バブル』と
『アフガン、イラク戦争での戦勝インパクトがやっと出てきた』の2大要因
だと思います。後者に意識を持っていくと、結構息の長いことかも知れません。

ブッシュ大統領の再選も『外交(戦争のリスク、マイナス)』と『内政
(景気回復、雇用増)』の両面をどう国民が判断するかが焦点かも知れ
ませんね。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

◆米大統領、FRB議長を再任へ(5/18)
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt11/20040518AS3K1802L18052004.html

 【ワシントン=小竹洋之】ブッシュ米大統領が18日、米連邦準備理事会(FRB)
のグリーンスパン議長を再任する見通しになった。米主要メディアが同日、一斉に報じた。
 1987年8月11日に就任した同議長は6月20日、四期目の任期を満了する。
ブッシュ大統領はかねて同議長を再任する意向を示していた。

◆中国で一段の金融引き締め観測浮上・香港紙が報道(4/30)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20040430AT2M3001F30042004.html

 【香港=佐藤一之】香港で中国政府による一段の金融引き締め観測が浮上している。
30日付の香港紙は中国人民銀行(中央銀行)が大型連休が明ける来週にも銀行の
貸出金利と預金の基準金利を引き上げると報じた。株式制銀行の新規融資の一時停止
要請に次ぐ措置で、投資や消費を抑制することで引き締め効果を高める。

 同日付の香港紙、サウスチャイナ・モーニング・ポストは銀行関係者の話として、中国人民
銀行が中国の大型連休(5月1―7日)の終了後に銀行の貸し出しの基準金利を0.5%、
預金の基準金利を0.25%引き上げると伝えた。中国人民銀行は3月25日に銀行向け
貸し出しの基準金利である公定歩合を0.63%引き上げたが、貸し出しや預金の基準金利
は変えなかった。今回の措置は段階的な金融引き締めにもかかわらず、過熱する経済を
投資と消費の両面でスローダウンさせる効果を狙う。中国政府は今月27日にも株式制銀行
に新規融資の一時停止を通知するという異例の措置を講じている。

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データ・コンテンツが充実→処理できるソフトを取得→ハードの処理・保存能力が不足
→高いスペックのPC購入→より多く、高品質のデータ・コンテンツが欲しくなる→(はじめに戻る)

OSとアプリケーションがシーソーの様にギットンバッタンしながら、上記のループをさらに
加速させます。

後は、人間の動物的な欲求(リス理論:玉井命名、興味のある方はお会いした時にでも
ご質問下さい。)もあり、より際限がなくなります。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

◆世界のパソコン買い替え需要、今年は1億台(5/21)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20040521AT2M2100K21052004.html

 2004年のパソコン買い替え需要が世界で1億台近くに達するとの予想を、米調査大手
ガートナーが発表した。2005年は1億2000万台に達する見通し。両年を合わせると、西暦
2000年問題を控えていた1998、1999年の2年間を上回るという。
 現在世界で使われているパソコンの約3割の使用期間が3年を超えており、その多くが
ウィンドウズ98など旧型の基本ソフト(OS)を使っている。これらの古いパソコンが実用性の
限界に近づきつつあり、今後数年で一斉に買い替えられると予想している。
 ガートナーによれば、買い替え需要を勘案した2004年の世界パソコン出荷台数予想は
前年比13.6%増の1億8600万台になるという。(シリコンバレー=小柳建彦)

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日本の人口が大体1億4千万人として、ブロードバンドがおおまかに10分の1、
2人で1回線を共同使用していると考えれば、5人に1人がブロードバンド環境
ってことですね。
そして、携帯は2人に1人が携帯電話環境です。

これを上手く利用したら、凄いことになる?!
そうならなければ、高価なオモチャ?!宝の持ち腐れ?!

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

◆ブロードバンド加入者数,ついに1500万を突破(5/31)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NCC/NEWS/20040531/145135/

◆サイバービジネスの法則集 by 富士通総研
http://www.fri.fujitsu.com/hypertext/fri/cyber/asp/asp.html

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最後までお付き合い有難うございます!(おまけです。)

ちょっと欲しかったりしますが、やっぱり欲しくないです。
絶滅動物の足輪の追跡調査じゃないのですから・・・。

◆スナイパーがRFIDタグを発射?(4/28)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0404/28/news030.html

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おまけのおまけ♪

読者のNさんから無線LANモジュールは、それ自体同士でネットワーク形成
が出来る。例えば同じグルーピングの参加者が100名存在して、Aさんと
Bさんがそれぞれ直接は電波の届かない場所に位置していても、その間を
別の参加者が繋ぐことが出来れば、通信することが可能というモノ。
(A-Bで電波が届かなくても、A-x-y-z-Bということで繋がれば通信可能に
なるということです。)

もう1つ。
Nさんから言われたのは、日本国内で40%のシェアを持っている自動車会社
が自社の自動車に全て無線LANモジュールを搭載すれば、他のインフラを
必要としないで、青森から山口まで理論上通信出来るとのことです。

テレビCMではないですが、自動車自体が携帯電話になる時代が直ぐ傍
まで来ているわけですね。

ちょっと、上記の主旨は異なりますが・・・

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◆自動販売機が無線LANスポットになると?(5/31)
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0405/31/news051.html

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中国のこのスピード感は、想像を絶しております。
東京の都バスでの導入は、いつ頃になるのでしょうか?

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

◆バス清算用ICカード内蔵 腕時計など各種グッズに(6/1)
http://www.people.ne.jp/2004/06/01/jp20040601_39927.html

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<さいごに>
♪~ 皆様のご意見を心待ちにしております ♪~

☆時期は、決めておりませんが大体2ヶ月に1度の頻度でしょうか。
『ほっぺたセンサー』が何か感じましたら、今後も不定期でお送り
させていただく見通しです。

ご送信先の変更、中止などのご希望がございましたら、Mailにて
ご連絡をいただければ幸甚でございます。


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